新型コロナウイルスによる経済活動の縮小で、親の仕送りやアルバイトの収入が
大幅に減った学生は少なくありません。
道内の大学では独自に学生を支援する動きが 広がっています。
小樽商科大はアルバイト収入などの減少で経済的に苦しい学生を対象に
返済の必要がない緊急奨学金を近く給付します。1人あたり3万円で、
大学全体の2割にあたる500人ほどの申請を見込んでいます。
奨学金の原資は、大学同窓会「緑丘会」からの寄付金1500万円などを活用します。
きょう寄付金を大学に贈った同窓会の島崎憲明理事長は
「困窮した学生に早くお金を届けてほしい」と話しました。
また北海道大学や北見工業大学も、生活が困難な学生に独自の支援金を近く給付する予定です。
財源は学外からの寄付金などを積み立てた大学の基金を充てる考えです。
令和2年6月5日 テレビ北海道