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学長からのメッセージ

小樽商科大学 学長 穴沢 眞
小樽商科大学 学長 穴沢 眞

本年4月1日より和田健夫前学長の後を受け、新学長に就任致しました穴沢眞でございます。どうぞよろしくお願い致します。まず簡単に自己紹介を致します。私は平成元年に本学に商学科の講師として赴任しました。それ以来30年以上にわたり小樽商科大学において学部では貿易論、大学院では国際市場戦略や多国籍企業特論などの授業を担当してきました。その間、商学科長、国際交流センター長、国際連携本部長などを務めさせて頂きました。一方、研究面では長年、東南アジア、特にマレーシアの工業化や日系企業を含む多国籍企業の経営資源の移転などを専門とし、ゼミでもこの分野の研究指導をしてきました。その知見をいかし、地域研究会において、道内経済の研究にも携わりました。

新型コロナウイルス感染症の蔓延により、ご存じのように3月17日の卒業式、そして4月2日の入学式も中止されました。新学期の授業も1か月開始を遅らせ、5月7日からの開始を予定しています。留学生の受け入れや、本学の学生の送り出しにも影響が出ています。現時点では新型コロナウイルス感染症の終息について展望は開けていません。学生、教職員の安全・安心を最優先に対応していきたいと思います。

中国から今や全世界に広まった新型コロナウイルスは世界の経済活動に大きな影響を与えており、リーマンショックを超える不況も懸念されています。グローバル化はこのような負の側面を持ち、国境の封鎖などの動きもみられます。短期的にはグローバル化の流れは停滞するかもしれません。しかし、長期的にはグローバル化の流れは紆余曲折を経ながらも進んでいくと思います。

本学もグローバル化に対応するため、2013年に「No.1グローカル大学宣言」を出し、2015年からはグローカルマネジメント副専攻を導入し、留学生と本学の学生が専門科目をともに英語で学ぶ機会を増やしています。そして、来年度からはグローカルマネジメント副専攻を発展させたグローカルコースも開始されます。今後もグローカル教育を加速していきたいと思います。

これまで、緑丘会からはTOEICの受験費用の支援、グローカルセミナーへの講師派遣などグローカル教育の進展に対して多大なご支援を頂きました。もちろんご支援の範囲はこれらにとどまらず、エバーグリーン講座や就職支援、奨励金の給付など多岐に渡っています。緑丘会は本学を物心ともに支えて頂いている心強いサポーターであります。

現在、本学は2022年4月の帯広畜産大学、北見工業大学との経営統合に向け準備を進めています。3大学の経営統合は北海道の地域的な課題の解決を目指すものです。他の国立大学の経営統合と異なり、距離的に離れた大学間の経営統合は様々な課題を含みますが、一方で、遠隔地教育など将来の大学教育の在り方を模索するものでもありです。

18歳人口の減少や地域経済の疲弊は特に北海道において顕著です。本学を取り巻く環境は厳しさを増しています。これまでも本学は環境の変化に的確に対応し、将来を見据えた変革を進めてきました。今後も本学は教育・研究の充実をはかりつつ、国立大学唯一の社会科学系単科大学としての存在意義を高めていきたいと思います。そして、来年7月の創立110周年をその新たな出発点としたいと思っています。

本学のさらなる発展のためには、これまで同様、緑丘会の皆様のご支援、ご協力が不可欠です。何卒よろしくお願い致します。最後になりますが、できる限り皆様と直接お話しをする機会を設けたいと思っています。各支部で皆様にお目にかかることを楽しみにしています。

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