創立110周年記念募金委員会 委員長 島崎 憲明(昭和44年卒)
同窓生の皆様におかれましては、平素より同窓会活動に格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
母校創立110周年記念募金活動は、大学と共同で2019年3月からスタートし、本年3月31日に終了しました。皆様の絶大なるご支援により、募金実績は1億3,944万8,584円と目標1億1,500万円に対して122%の達成率となりました。厚くお礼申し上げます。
同窓会と大学が定めた目標額に対する達成状況は次のとおりです。
同窓会実績 1億125万円(個人 1722件 9,362万円 法人26件 763万円)
目標8,300万円に対する達成率122%
大学実績 3,819万円(個人215件 1,540万円 法人38件2,280万円)
目標3,200万円に対する達成率 119%
同窓会の実績1億125万円は、100周年の実績1億1315万円に比べますと1100万円ほど減少していますが、企業からの寄付が大きく減少している中、個人からの寄付が100周年よりも1200万円ほど増えております。これは次につながる嬉しい結果です。
新型コロナ感染症が拡大と収束を繰り返す中、2020年6月に大学からコロナで困窮する学生への支援資金として緑丘会に1500万円の資金援助要請がありました。これを受けて、当初の目標金額1億円を見直し、コロナ学生支援資金1,500万円を加えた1億1,500万円を新たな目標として、同窓生の皆様に学生への支援をお願いしました。結果、要請直後の2020年6月、7月、8月は個人からの寄付が急増し、皆さんの母校や学生諸君に対する強い思いを改めて感じた次第です。一方で、今回の周年募金で改めて明らかになった課題もあります。100周年に比べて、個人からの寄付は金額では増加しましたが、寄付をされた方の人数は2,345名から1,722名に減少しています。過去の周年募金活動では個人寄付の人数が2000名を超えており、歴代の募金委員会では2000名台の募金人数を目標に活動してきましたが、残念ながら、今回はこれを下回りました。また、卒業年次別に見ますと、昭和世代に比べて平成世代からの応募がかなり少なかった点が課題で、若い世代の緑丘会離れに歯止めがかかっていません。緑丘会としては、母校を支援いただく持続性のある寄付文化を広く世代を超えて醸成していく努力が強く求められていると痛感しています。
皆様からいただいた寄付金は、募金のために要した経費(趣意書印刷費、通信費、交通費等)を差し引いた残額を全て大学に寄付し、募金趣意書に記載した4支援事業に使っていく予定です。
110周年記念募金の目標1億1,500万円は、達成のハードルがかなり高いとの認識でスタートしましたが、このような結果となりましたのは、ひとえに同窓生皆様の並々ならぬ母校、学生への「熱い思い」の賜物と感じております。この4月から三大学が経営統合し、「国立大学法人北海道国立大学機構」がスタートしましたが、母校と緑丘会の関係は今までと変わりません。これからも緑丘会は学長はじめ大学関係者とのコミュニケーションを密にして、皆さんの母校への思いを適宜適切にお伝えしていきます。今後は周年募金活動だけではなく、毎年毎年の募金活動にも注力し、遺贈なども含む大学への支援のお願いをしたいと考えますので、皆様のご理解、ご尽力を重ねてお願い申し上げます。
3年間の募金活動へのご支援、誠にありがとうございました。
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