緑丘会は小樽商科大学の同窓会組織です。
このホームページを通じて緑丘会会員相互のコミュニケーションの拡充に努めます。

公益財団法人 小樽商科大学後援会 国立大学法人 小樽商科大学
MENU

[社会人オープンセミナー、緑丘会事務局より]第18回緑丘ビジネス塾が開催されました

◆第18回緑丘ビジネス塾が3月12日(土)13時から開催されました。今回も緑丘会館と全国各地をリモートにてつなぎ、総勢63名に参加いただきました。今回は「企業の持続的成長とESG・SDGs経営を考える」とのテーマにて、パネルディスカッション形式で開催し、4名の4名の現役・元経営者にパネリストをお願いしました。島崎塾長よりオープニングリマークスにて、今回のテーマについて趣旨説明がありました。上場企業に適用されているコーポレートガバナンス・コードにて取締役・会社に対して「攻めと守りのガバナンス」を求められていること、企業の持続的成長のためにリスクをテイクしてリターンを追求することが必須であること、老舗と呼ばれる企業の共通項として変えてはいけないものと変化を重ねていくものとの調和が重要であること、その精神は多くの企業で経営理念として明文化し企業文化として根付いており、この精神はESGやSDGs経営に通じていることについてお話しされました。続いて、4名のパネリストよりプレゼンテーションがありました。

橋本潤美氏(平成8年卒 ㈱ロジネットジャパン代表取締役社長)からは、「企業の持続的成長とESG・SDGsを考える ~㈱ロジネットジャパンの事例~」との演題で、自社における取り組み事例として、物流の効率化・CO2削減、システム化に向けた取り組み、男女活躍・幅広い年代の活躍、北海道大雪山「ゆきのみず」についてお話しいただくとともに、将来に向けたチャレンジとして取り組んでいる北海道農業への貢献に関してお話しいただきました。

石積尚幸氏(昭和57年卒 グーグルクラウドジャパン合同会社上席執行役員)からは、「コーポレートガバナンスコードの改訂に対応するサステナブル経営への挑戦」との演題で、社会的背景としてサステナビリティが人類共通の課題であることやコーポレートガバナンスコードを踏まえて企業がサステナビリティ取り組む重要性についてお話しいただいたうえで、既にカーボンニュートラル・100%再生可能エネルギーを実現しており、2030年までにカーボンフリーを目指してと組んでいる自社の具体的な取り組みについてお話しいただくとともに、Google Cloudを活用した炭素排出量削減手法やサステナビリティをテーマとしたIT改革についてお話しいただいた。

合場直人氏(昭和52年卒 ㈱サンシャインシティ代表取締役社長)からは、まちづくりは人のあらゆる活動基盤をつくる仕事であり、事業そのものがサスティナブル追求であるとの言及であり、まちづくりと環境(環境共生)・ガバナンス(目的と手段)・社会(地域の価値創造)の関連性についてお話しいただくとともに、丸の内地区や池袋地区での都市再生に関する三菱地所グループの取り組み事例についてお話しいただいた。

三浦和哉氏(昭和51年卒 三菱HCキャピタル㈱特別顧問)からは、これまでの三菱HCキャピタルの歩みに触れながら、脱炭素社会の推進、サーキュラーエコノミーの実現、狂人の社会インフラの構築、健康で豊かな生活の実現、最新技術を駆使した事業の創出、正解各地との共生という6つのマテリアリティ(重要課題)とそれを重要視する背景について説明いただいたうえで、経営理念や経営ビジョン、SDGsとの関連性についての考えについてお話しいただいた。

その後、パネルディスカッションとして、コーディネーター役の島崎塾長から各パネラーへ各社での取り組みや社会的な動きに対する見解について質問が投げかけられました。また、参加者からも質問が多数あり、活発な質疑応答がなされました。

 

 

所在地
〒170-6057
東京都豊島区東池袋3丁目1番1号
サンシャイン60(57階)
TEL: 03-3981-2340 / FAX: 03-5396-4011
お問い合わせ
開館日
 月曜日〜金曜日 午前10時〜午後9時
休館日
 土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始、8月盆休み