◆第17回緑丘ビジネス塾が10月23日(土)13時から開催されました。今回も緑丘会館での参加は講師と塾長、ビジネス塾幹事、事務局と一部来館者の最少人数に絞り、全国各地からはリモートにより参加して頂きました。仕事の関係等で急遽欠席となった方もおりましたが、参加者は総勢50名となりました。
島崎塾長がオープニングリマークスで、先ず母校創立110周年記念事業について、現在までに募金実績が目標を大きく超えた事や記念式典・記念シンポジウムの開催について説明されました。続いて10月2日にオンラインで開催された第5回全国支部長会議において、各支部長がコロナ禍によりコミュニケーション不足となっている中で、絆を深める努力をしていることを紹介されました。また、会社などで持続的成長のサステナビリティが経営に求められていること、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)の重要性、攻めのガバナンスと守りのガバナンスの考え方などについてお話をされました。最後に、企業の成長は構成員の成長の総和であること、そのためには自己の成長が求められていること、そしてこの緑丘ビジネス塾もそういう場として活用して頂きたいと熱くお話をされました。
引き続き、本日の講師である上川大雪酒造株式会社・代表取締役社長の塚原敏夫氏(平成2年卒)から「3大学経営統合を活かす6次産業化地方創生ビジネス」というテーマでご講演を頂きました。2017年に初めて建設した「緑丘蔵」から来月竣工する函館「五稜乃蔵」までの経緯や三大学の経営統合と自分のビジネスがどのように絡んだら良いのかについて「北海道の日本酒の現状」「日本初!大学キャンパス内の酒蔵」「ネオ・ローカリズムの時代」の切り口でお話を頂きました。講演後は各世代の参加者から、事業プランの具現化の手法、地域活性化で行政や自治体に求めること、事業展開における悩みや判断基準は何か、など多くのご質問をいただき塚原講師はそれぞれ丁寧に回答されていました。
最後に島崎塾長がご講演に対する感想と講評を述べられ塾は閉会となりました。