2023年5月に新型コロナウイルスの分類が二類から五類に変わり,日常生活もかなりコロナ禍前に戻りつつあります。大学の授業も2022年度の後期から対面授業が中心となり,2023年度は一部の授業を除きほぼ全面的に対面授業となりました。コロナ禍の中では本学のキャンパスも静まり返っていましたが,ようやく大学らしい賑わいを取り戻しました。入場者を制限していた緑丘祭も2023年以降は入場制限も行わず,多くの学生と小樽市民の皆様に楽しんで頂きました。
2022年4月の帯広畜産大学,北見工業大学との経営統合から早1年半が過ぎ,少しずつではありますが,三大学の協力体制も整いつつあります。教育面では教育イノベーションセンター,そして研究面ではオープンイノベーションセンターを経営統合と同時に設置しました。特に教育に関しては2022年度,三大学で合計31科目を相互配信し,本学からは「社会科学入門」など9科目を提供しました。他大学からの提供科目では北見工業大学のデータサイエンス関連の授業を受講する本学の学生が多数いました。三大学合計では4千人ほどが相互配信科目を受講し,文理融合教育に向け好発進できたといえます。
また,2022年に新たに学生と卒業生との交流を深める目的で学生サークル「緑輝星」が設立されました。2023年11月3日に緑輝星主催による第1回のホームカミングパーティが開催されました。第1部ではクイズ大会や学内見学会が行われ,第2部ではニュー三幸での意見交換会が開催されました。緑丘会小樽支部,札幌支部の方々や緑輝星のメンバーそして学内関係者をあわせ50名ほどの参加者があり,和やかな雰囲気のうちに意見交換会を終えることができました。